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- 全身麻酔による歯科治療
深く眠り、意識のない状態で歯科治療を受けることができます。治療に伴う痛みや音、ニオイ、味などを感じずに治療が終わりますので、静脈内鎮静法でも恐怖心が抑えられない患者さんや、長時間の治療が必要な場合などに有効です。一度に多くの治療を行えることから、通院回数が少なくできることもメリットといえます。
治療に際しては、歯科麻酔師が患者さんの全身の状態を管理しますのでご安心ください。治療中は血圧・脈拍・呼吸・体温などを継続して監視し、絶えずチェックしますので、非常に安全に麻酔を受けられます。なお、術前にはいくつかの検査や絶食の指示などがありますので、安全に治療を行うためにもご協力をお願いします。
- 治療中の痛みや不快感がない
- 治療中のことを覚えていない
- 治療時間が短く感じられる
- 血圧や心拍数が安定するため、全身疾患のある方にも安心
- 嘔吐反射が強い方でも、治療中の吐き気が抑えられる
- 長時間の処置・手術が可能
治療開始前に、血圧計や心電図などのモニター機器をつけます。薬の投与を開始すると、うとうとと眠りはじめます。 |
人工的に気道を確保し、人工呼吸器、全身麻酔器で管理を行いながら治療を行います。治療中も麻酔専門医が体の状態を常にチェックしています。 |
麻酔薬の投与を止めると薬が代謝され、排出されて、覚醒します。 |
麻酔から完全に全身状態が安定するまで安静にしていただきます。 |
- 2010年の日本麻酔科学会の統計では、日本国内において100万例に1例の割合で、麻酔が原因の死亡症例があります。
- チューブを入れる際に、器具で歯や唇を傷つけることがまれに生じます。
- チューブの刺激が原因でのどの痛み、声のかすれ、咳などがおこることがあります。
処置後に嘔気や嘔吐が生じることがあります。
術後の入院が必要になる可能性があります(中谷病院と連携)。